現場での塩分管理に簡単検査
塩分測定器(塩分計)とは?
食塩(NaCl)の水溶液、または塩分を含有する食品中の食塩濃度を計る計測器です。塩分計にはナトリウム電極を用いるもの、デジタル塩分計、手持ち式の食塩濃度屈折計、浮秤式のものなど種々のタイプがあります。また紙テープで比色によりおよその塩分量を知ることもできます。 ナトリウムイオン電極を用いる塩分計は、ナトリウムイオン(Na+)の濃度に選択的に応答するガラス電極を用い、これを水溶液または試料に差し込んで電極に感応する起電力(mV)の変化を食塩の重量%で直読できるようにしたものです。
食塩は水に溶けると電離してNa+とCl-になり、試料が溶液ならば簡単に塩分濃度を測定することができますが、固体や半固体の食品はそのまま水に溶解したり、一定量の水を加えてミキサーにかけてから食塩濃度を測定します。 デジタル塩分計は溶液や試料の電気伝導度を測定し、それを塩分濃度(%)や塩分量(g)に換算してデジタル表示するもので、手軽に簡便に塩分濃度を測定することが出来ます。一般に電気伝導度の測定は、温度の影響を受けますが、デジタル塩分計では測定可能温度の範囲内では内蔵されたマイコンにより温度自動補正ができます。そのため、センサー部分を溶液に挿入するだけで塩分濃度や量が求められます。
仕様
測定对象 | 塩分濃度測定(液体) |
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測定方式 | 電極2極間電気伝導度による塩分濃度換算 |
測定可能範囲 | 0.1%~10.0%(質量パーセント濃度) |
測定可能温度範囲 | -5℃~70℃ |
測定精度 | 0~1%(±0.1) 1%~(±0.2) 2%~(±0.3) 3%~(±0.5) 5%~(±1.0) 8%~(±1.5) |
搭載機能 | 平均機能、インターバル測定機能、グラム換算機能、オートパワーオフ機能 |
温度補正 | 自動補正方式(測定可能温度範囲内) |
使用電源 | 006P 9V 1本 |
動作環境 | 動作温度:0~55℃ 動作湿度:20~80% (但し結露なきこと) |
外形寸法 | 本体: W62mm×D148mm×H24mm センサープローブ: L198mm×W16mm×D16mm |
付属品 | マニュアル、センサー保護キャップ |
※この仕様は改良のため、予告なく変更することがあります。
デモ機貸し出し
こんな試料は計れるかどうか等のご質問のお電話を多くお受けいたします。 弊社と致しましても全ての試料で検証を行ってはおりませんので、そういった場合に弊社としまして「デモ機」の貸出を行っております。 貸出期間は一週間程度、送料お客様ご負担となりますが、ご利用いただければ、ご購入前の一助になるかと思います。
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